密封型 タイの水耕栽培

前回に引き続き今度は密封型の水耕栽培を見学してきました。

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別室の出入り口以外はビニールハウスで覆われており
太陽の光の取り込みを加減出来る様に屋根も天井部も
側部も自動開閉式になっています。

 

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温度調節はエアコンは使わずに大型ファンで送風し
反対側の壁一面に水の気化熱だけで冷却する冷却装置を
つけています。

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今はタイは乾季で涼しいので、冷却は余り必要有りませんが
試しに1つのファンを回して貰った所、ファンと後ろの水だけ
冷却装置でエアコンが効いているぐらいに感じられましたね。

 

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室温は湿気の無いタイでは28度ぐらいがベストだそうです。

一番暑い暑季でも、このファンと水冷却装置だけで
充分温度を保てるそうです。

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日本では完全遮蔽型のLEDライトと温度調節で作る植物工場が
かなり補助金が出て、流行しましたが、ランニングコストが
掛かるのと、まだ人口光だけでの栽培技術が確定していない
ので、なかなか苦戦しているようです。

 

日本と違って年中日照時間が多く、それ程、温度変化の無い
タイ(季節はホット、ホッター、ホッテストの3シーズン)なので
太陽光だけで充分だそうです。

 

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10m×40mの1ユニットで

一ヶ月の電気代 年平均7000バーツ 約25000円

一ヶ月の収穫量 約1200kg

22日間は苗作り、23日間で栽培用トレーに移植 計約45日

年間 約15~16回収穫出来るとの事

タイで余り手に入らない大葉とか作るとコスパが良さそうです。